
時は 2001年、冬のソウル江南のある屋台。チェミンシク・ソンガンホ・ソルギョングが遥かな後輩たちと焼酎の杯を傾けていた。
「君がサッカーを放り出したというヤツか?」(ソルギョング)
「はい。」(チョハンソン)
「出来るならサッカーを続けたらどうなのか?」(ソル)
「足にケガをしました。いつか先輩と必ず作品をしたいです。」(チョ)
「良い話だ。でも、そんな日が来るか?」(ソル)
5年ぶりに、その日が '来た'。「熱血男児」でた。
チョハンソンは「普段から尊敬していた先輩と競演するようになって嬉しかったし、一手習うという心で撮影に臨んだ。」と言うと思ったが、意外にも「先輩に勝ってみたかった。」と言った。
「自分で考えても無謀です。でも、意欲くらいは先輩より先に進みたかったです。ところが、確かに先輩は先輩でした。老練さと余裕、貫禄が今更ながら羨ましかったです。私は、いつ頃そのようになるでしょうか?」
チョハンソンは「ギョング先輩がアングルに入って来れば、画面が一杯になる感じを受けるようになる」「ワークショップの時も配役たちの感情に対して夜通し激しい討論をした。」と話した。
チョハンソンは「熱血男児」で復讐の為に全南・筏橋を訪ねるチンピラ、ジェムン(ソルギョング)とお供するようになるチグクだ。 有望なテコンドー選手だったが、母親の病院費のため、運動を諦めて組職に足を浸した非運の人物だ。
「私チグクだったら? 前がまっ暗だったでしょう。お金の為、誰かを '押し退け'るわけじゃないですか。犯罪団体加入に殺人幇助罪、死体遺棄罪まで…。考えただけでも無惨です。 映画を見ればナムニ先生が育てる 'ビョンギョン' という一匹が出るが、ジェムンとチグク皆犬みたいな人生です。」
今度の演技が多方面で「卑劣な通り」のビョンドゥ(チョインション)とそっくりだと聞くと「過讃」と話し「もしそうなら、ナムニ・ソルギョング先輩がそうさせてくれたのだと思う。」と言いながら頭を掻いた。チョハンソンはいくつかの場面では、自分がどのような演技したのか記憶が全然ないと言った。こんな経験は初めだと付け加える。 その方が来て帰るとかでもしたのか。
チョハンソンは逃げるように車を駆って行っている途中、田にめり込む場面が一番記憶に残ると話した。 監督が念を入れて撮ったロングテイクプルショットだった。
「それ撮ってこんこんと泣きました。実際でも最後の撮影だったが、胸の中で熱い何かが、突き上げて来るんです。」
チョハンソンは試写会が終わって、生まれて初めて母親に「愛している」と告白した。「映画が人を変化させた」と照れ臭がるこの男、密かにはにかむことが多い。
「映画見れば誰でもお母さんを思い出すはずです。残忍な場面が多いノアールではあるものの、おびただしい母性を見つけることが出来るでしょう。そんな映画に出演したというのが誇らしいです。」
突き放したついでに飲酒運転に対しても聞いた。
「タクシーの運転手様たちが 'チョハンソンさん、どうしてそんなことをしたんです' 言う度に死にます。暫く、車なしで行き来しながら、ずっと反省しています。このような間違いを繰り返さないのが重要だと思います。」
終りに彼は「3年、ガールフレンドなしにクリスマスを送ったが、今年は必ずソロから脱出すること」と言い「今日、合コンがあるが、アフター受けることが出来るように祈って欲しい。」と笑った。
キムボムソク記者 [kbs@jesnews.co.kr]
写真=イムヒヨンドン記者 [hyundong30@jesnews.co.kr]
[日刊スポーツ]2006.11.09 09:24
2006-11-12 22:16:05
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